セブンシステムがあいまい
2015.03.09 *Mon
私がスリークッションを覚えたのは今から40年前です。
始めてから数年の間に、先輩やスリーに関する本から(インターネットは無い)“システム”というものを教わりました。
ファイブアンドハーフシステムやプラスツー・システム、リボイスシステムやノーイングリッシュ・システムなんて、覚えるとなんとなく専門的な気がして楽しいものでした。
中には計算が複雑なものもあり、そういうものは面倒なので覚えていません。
その頃には『セブンシステム』を知りませんでした。
当時、それに気付かなかっただけかもしれませんが、私が覚えたのは後で、おそらく15年以上経ってからの事でした。
島田プロ著の本に書かれていて、再現性の高いシステムだから使わない手は無いと誰かに言われてそれではと覚えたのです。
しかし、このセブンシステムにはどうもなかなか覚えにくく苦労した記憶があるのです。
始めのころに、なじめずにいたのは第一クッションの数え方でした。
セブンシステムでは、短クッッションのコーナー手前が40、ワンポイントが30となるわけですが、これがプラスツーやファイブアンドハーフシステムはコーナーに近づくにしたがい数値が小さくなります。
ところがセブンシステムは逆でコーナーに近づくにつれ大きくなるので、これがどうにもなじまないのです。
30と40とキリの良い数字はいいのですが、3×9は27なんて計算すると、はてそれは30のポイントの右なのか左かで結構、迷いました。
小学校1年生の頃に“左右”があいまいで、お箸を持つ格好や野球のボールを投げる格好でもしないとわからないのと同じような気分でした。
慣れないのが嫌で、しばらく実戦で使うのをあきらめた記憶があります、全くスベキコトヲシナイ典型的な悪い例なのですが。
二つ目の悩みは第3クッション目の数値が覚えにくいことでした。
ワンポイントの2/3の幅でポイント数値が5、6,7,8,9と変わってゆくやつもどうも苦手で短クッション真ん中の7を基準に、一つずつ指さし確認しないと不安でした。
三つ目は、手球位置のポイントも整数ではさすがに精度が足りないので小数点以下まで考えたくなるのですが、これが計算のときに苦労するのです。
第三クッションを読んで、およそ5.5、それで手玉はそうね4.3となると求める第一クッションは5.5×4.3はうーん、23(実は23.65)くらいかぁっていうのがちょっとつらいのです。
2ライン見つけて近似で中間を求めたらと言われても、それも結構面倒です。
さらにこれが6.7×3.4になるともう暗算ができませんという事になります。
インド式とかで2ケタ同士の掛け算も暗算できるとい説明を聞いたことがありましたが、私には紙とペンがないと無理です。
それでも、もとは私も理系、大学はコーガクブですからね、計算はそれなりにはできるはずと思いたいのですよ。
しかし、プライドだけでどうもセブンシステムの二桁掛け算はニガテなのです。
それで、今は整数計算で近似値を出してあとは『さじ加減』っていう、ごくアナログ的な計算で補正しています。
さっきの例なら6.7×3.4は7×3=21よりより少し多いか、えーっと22くらいか、(実際は22.78)というようなアバウト計算ですね。
このアバウトさを気にせずにいられれば良いのですが、どうも気にしながら狙うのでいまひとつ不安な雰囲気になるのがいけません。
このときばかりは電卓使ってよければすっきりするのになぁと思いますね。
皆さんはどうされていますか?
そんな不安を抱えてのセブンシステムですが計算さえできれば、結構精度があるということなので何とかごまかしながら使っています。
ただし、私はノーイングリッシュだけです。
本には、1,2,3、と決められた単位でひねりを変えるとそれも応用計算ができることになっていますがノーイングリッシュですら小数点計算であいまいになるのにそこにひねりを加えるなんてことは目が回るのでやらないことにしています。
まぁ、順ひねりワンタップなら短クッションでワンポイント分くらい変わるかなぁという誠にアバウトなものでごまかしています。
ほんとうにコーガクブッなのですかね。
すっきりして撞きたいセブンシステムですが、考えてみれば本で読んだだけで、きちんと誰かから教わったこともないので、やっぱり下手なわけですね。
第65回関東アマチュアスリークッション二段戦が開催されました。
入賞者は次のとおりです。
1位 井堀泰之(ヤマニ) 三段昇段
2位 清水大介(JM)
3位 本田譲(松山)
4位 大木勝博(住吉)
5位 荒井秀貴(ルーツ) 三段昇段
始めてから数年の間に、先輩やスリーに関する本から(インターネットは無い)“システム”というものを教わりました。
ファイブアンドハーフシステムやプラスツー・システム、リボイスシステムやノーイングリッシュ・システムなんて、覚えるとなんとなく専門的な気がして楽しいものでした。
中には計算が複雑なものもあり、そういうものは面倒なので覚えていません。
その頃には『セブンシステム』を知りませんでした。
当時、それに気付かなかっただけかもしれませんが、私が覚えたのは後で、おそらく15年以上経ってからの事でした。
島田プロ著の本に書かれていて、再現性の高いシステムだから使わない手は無いと誰かに言われてそれではと覚えたのです。
しかし、このセブンシステムにはどうもなかなか覚えにくく苦労した記憶があるのです。
始めのころに、なじめずにいたのは第一クッションの数え方でした。
セブンシステムでは、短クッッションのコーナー手前が40、ワンポイントが30となるわけですが、これがプラスツーやファイブアンドハーフシステムはコーナーに近づくにしたがい数値が小さくなります。
ところがセブンシステムは逆でコーナーに近づくにつれ大きくなるので、これがどうにもなじまないのです。
30と40とキリの良い数字はいいのですが、3×9は27なんて計算すると、はてそれは30のポイントの右なのか左かで結構、迷いました。
小学校1年生の頃に“左右”があいまいで、お箸を持つ格好や野球のボールを投げる格好でもしないとわからないのと同じような気分でした。
慣れないのが嫌で、しばらく実戦で使うのをあきらめた記憶があります、全くスベキコトヲシナイ典型的な悪い例なのですが。
二つ目の悩みは第3クッション目の数値が覚えにくいことでした。
ワンポイントの2/3の幅でポイント数値が5、6,7,8,9と変わってゆくやつもどうも苦手で短クッション真ん中の7を基準に、一つずつ指さし確認しないと不安でした。
三つ目は、手球位置のポイントも整数ではさすがに精度が足りないので小数点以下まで考えたくなるのですが、これが計算のときに苦労するのです。
第三クッションを読んで、およそ5.5、それで手玉はそうね4.3となると求める第一クッションは5.5×4.3はうーん、23(実は23.65)くらいかぁっていうのがちょっとつらいのです。
2ライン見つけて近似で中間を求めたらと言われても、それも結構面倒です。
さらにこれが6.7×3.4になるともう暗算ができませんという事になります。
インド式とかで2ケタ同士の掛け算も暗算できるとい説明を聞いたことがありましたが、私には紙とペンがないと無理です。
それでも、もとは私も理系、大学はコーガクブですからね、計算はそれなりにはできるはずと思いたいのですよ。
しかし、プライドだけでどうもセブンシステムの二桁掛け算はニガテなのです。
それで、今は整数計算で近似値を出してあとは『さじ加減』っていう、ごくアナログ的な計算で補正しています。
さっきの例なら6.7×3.4は7×3=21よりより少し多いか、えーっと22くらいか、(実際は22.78)というようなアバウト計算ですね。
このアバウトさを気にせずにいられれば良いのですが、どうも気にしながら狙うのでいまひとつ不安な雰囲気になるのがいけません。
このときばかりは電卓使ってよければすっきりするのになぁと思いますね。
皆さんはどうされていますか?
そんな不安を抱えてのセブンシステムですが計算さえできれば、結構精度があるということなので何とかごまかしながら使っています。
ただし、私はノーイングリッシュだけです。
本には、1,2,3、と決められた単位でひねりを変えるとそれも応用計算ができることになっていますがノーイングリッシュですら小数点計算であいまいになるのにそこにひねりを加えるなんてことは目が回るのでやらないことにしています。
まぁ、順ひねりワンタップなら短クッションでワンポイント分くらい変わるかなぁという誠にアバウトなものでごまかしています。
ほんとうにコーガクブッなのですかね。
すっきりして撞きたいセブンシステムですが、考えてみれば本で読んだだけで、きちんと誰かから教わったこともないので、やっぱり下手なわけですね。
第65回関東アマチュアスリークッション二段戦が開催されました。
入賞者は次のとおりです。
1位 井堀泰之(ヤマニ) 三段昇段
2位 清水大介(JM)
3位 本田譲(松山)
4位 大木勝博(住吉)
5位 荒井秀貴(ルーツ) 三段昇段
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