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This Archive : 2014年12月

ご常連は神様です

2014.12.30 *Tue
ビリヤード店舗も商売ですから、お客様はみな大切です。
 中でも常連というものは何年にも渡り、毎月固定的な売り上げを確保できるいわゆるストックビジネス客ですから、これは特に大事な存在です。
 常連客からの売り上げ構成が7割以上でそこまでで損益分岐も成り立つようなお店ならば、こりゃ楽なものでゆっくりと新しいお客を作ってゆけばよいのですね。

 その点、大学生も多いところで開業しているビリヤード店はこの常連客の動きが短期間で激しくなります。
 4年とか6年とか学生の期間を過ごして就職すればその後はいろんな勤務地に移動されるでしょうから、いつまでも常連客というわけにはいかないわけですね。
 お店とすれば顧客の中にはムードメーカーや人気ものもいますから、その入れ代わりにはかなり気を使うことでしょう

 私がスリーを始めたお店は大手予備校がいくつもある代々木という街で、私もその予備校生の身分ながら、ビリヤード店にもたむろしていたのです。
 そのお店のやり方はそりゃスピーディなもので、ほぼ一年しかいないであろう予備校生をいかに短期間に常連にしてしまうかという速攻営業でした。

 大体、新期がはじまり、そこでの生活に慣れてきた5月から6月がお店の新規顧客獲得勝負時期であり、群れになっている新予備校生の一部を束にして釣り上げます。
 予備校の新入生が少し緊張も緩んで、玉屋なんかにも顔を出し始めるのが5月です。
そして6月後半にちょっとなじみになったお店に行くと、『調度いいキューの出物があったから仕入れてきたよ、気に入ればマイキューで使わない』と甘い誘いがあります。
それは他の仲間の面々にもそれぞれ何回かに分けて準備されています。

 ぼろ貸しキューで撞いていた予備校生にとり、自分だけの道具を手にする経験も少ないですから新品キューを手にすればそれはもう舞い上がってしまうわけです。
 そして、周りの仲間もマイキューを買うとなればそりゃ心も揺さぶられます。
 おそるおそる値段を聞くと、意外に何か月かに分けて払うなら何とかなる額なのですね、これが。(私のは定価2万円のところ特別に1.5万円だったような)

 今のようにインターネットで情報を調べるなんて手段はありませんし雑誌も無いので、ビリヤードのキューなんてものはどこでどう手に入れればよいのかもみんなわからないのです。
 それでももう少し時間を与えてしまうと、中にはいろんな情報を仕入れてくる学生もいるのでそうなる前にキューを売ることも大事です。
 もちろん支払はそのあと数か月分割払いとなります。
 地方から出てきた世間知らずの浪人生は素直ですので、何とかみんな完済しますし、たまに取りはぐれが出ても問題ないような売値設定としているわけです。

 もう純真な若者は完璧にやられます、なにしろ何の模様もないような貸しキューで撞いていたのですから、新品の輝くキューには抵抗不能です。
 そして買ってキューラックに名前付きで並べたとたん、もういつの間にか大切で素直な常連様の出来上がりいうところです。

 いや、中にはいらないといってそのあとお店から去っていくようなしっかりした浪人生もいたと記憶しています。
 でも、お店からすればそれはそれで一つのふるいにかけたわけなのですね。
 それから3/4年はその新人常連による固定的売り上げが見込め、実はさらにもう一年なんてことも結構望めるわけです。
 わたしなんかはまんまとやられてしかもその店に予定外の1年半も通う常連になってしまった一人でした。
 でも、楽しかったなぁ。

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