FC2ブログ

This Archive : 2014年05月

ファイバーやカーボンのキューはどうなのか?

2014.05.29 *Thu
  グラスファイバーカーボングラファイトのキューを試してみたことはありますか?
  それもポケット用ではなく、キャロム用のストレートテーパーシャフトのもの。
  ポケット用としては丈夫さが評価され、ジャンプやブレイク専用としてはかなり使われているようですね。
  木のシャフトに比べると汚れに強い、落としやすいというメリットはありますね。

  ファイバーやカーボン素材はキャロムでもマッセ用には良く使われています。
  しかし平撞きのプレイ用としては、なかなか見かけませんね。
  30年ほど前には売り出していたキューメーカーもあったようで、キャロムでもマルコ・ザネッティのようにカーボングラファイトを使うプレイヤーもいました。
  でも、今はとんと見かけません、ザネッティも使っていません。
  さて、なんでこのような素材はキャロムでは好まれなかったのでしょう。

  私の通う住吉ビリヤードにも2本のスリー用と見られるカーボングラファイトキュー(黒)がキューラックに立っています。
  以前、住吉プロはこのキューの輸入販売はどうかと誘われた機会があり、そのときのサンプルだったようです。
  とはいえ、ご本人はもちろん現在このキューを使う人はいません、いや、当時も使う人はいなかったのだろうと思います。
  みんな、黒いシャフトが物珍しいので一度は手にとってボールを転がしてみますが2,3回も撞いたらふうんと首をひねり、その後はもう撞こうとしないのです。

  先日、いつものように自分のキューでゲームをしていたら、取り付けたばかりのタップがとれてしまいました。
  再取り付け修理をお願いする間に、きまぐれで久しぶりにこのカーボンキューを使って見ました。
  これがねぇ、よくわかりませんがなんだかピンとこないのですよ。
  しかし、当たらないというわけではなく、その時は9点のハイランも出ました。
  それでもなんだか楽しくないのです。

  ゲーム後、カーボンキューをキュー立てに戻し、何でこんなに楽しく感じないのかと考えて見ました。
  まず、明らかなのは『音』と『打感』が著しく木のキューとは違う事です。
  我々が使っている木製シャフトはそこいらのタダの木では無く、厳選され十分に乾燥させたメープルで、音も何ともいえず乾いた『コン!』というイイ音がするわけです。
  ところがカーボンキューは『ぽくっ』といったこもった音で、撞いた時の充実感や小気味よい手ごたえがありません。
  数値的な裏付けは無いのですがこのようにこもった音だとなにか衝突時にパワーを内部に吸収してしまう感じがあります。

  ちょっと、頼りない感じがしてしまうのですね、慣れもあるのでしょうけれど。
  そしてシャフトのしなり方が木とは違うので見越しに慣れる必要があります。
  このような特性の違いに慣れたところでどんなメリットがあるのだろうと考えた時にどうも何も浮かばないのです。
  木より格段に引ける、押せる、ひねり倍増っていうなら興味もわくのですが。
  それでこのカーボンキューはめずらしいけれど皆さん撞いてみて、首をひねり、もういいやという事になるのです。

  逆にいえばわれわれは普段、すばらしい素材のキューと、コンディションの良いラシャ厚い石板のビリヤードテーブルでとてもいい音と打感、手ごたえ、そして安定した球の動きを楽しんでいるということですね。
  贅沢な趣味とも思いますが、そこに機微の感じられないような道具はどうもなんだか受け入れがたいというわけです。

  きっと我々はビリヤードキューの手ごたえには楽器の音色のような、あるいは熟成された銘酒のような味わいを感じているのでしょう、オーバーでしょうか。
  スリーではつい官能的、感覚的で非科学的な表現も多くなり、時に論理的思考の得意な方からはご注意を頂くことも有るのですが、これも大きな楽しみどころでもありますから、そこは大目に見てください。

  良いキュー、良いテーブル、磨きこまれたボールでプレイし、それでも残念ながら外して悔しがりたいものですね。
スポンサーサイト



COMMENT (0)  TRACKBACK (0)  EDIT | 



Copyright © 関東アマチュア3C連盟 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ  ・・・  素材:TripISM
05
1
2
4
6
7
9
10
11
13
14
16
17
18
20
21
23
24
25
27
28
30
31
--
||| admin || NewEntry |||

プロフィール

ka3cf

Author:ka3cf
FC2ブログへようこそ!














全記事表示リンク

全ての記事を表示する






検索フォーム








ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる




QRコード

QRコード




FC2カウンター