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This Category : スリーな人々

スリーな人々:引っ張る男

2011.04.10 *Sun
手玉が当たるか当たらないかギリギリというときがありますね。

 こんなとき、プレイヤーの態度はいろいろです。
 自信満々に俺様が撞いたショットが外れるわけがないとボールを見ている人もいます。 思い通りにショットできていないから外れて当然とあきらめて、早めにスタスタと席に戻ろうとする人もいます。

 コードロンは実に見極める力があるプレイヤーで、彼がボールを見ているなら外れることはまずありませんし、目線を外せば当たりそうでも外れています。
世界トップクラスのプレイヤーはだれしも見極める力も高いわけですが、われわれキューミス・スリープレイヤー(ヘボアマともいう)にとってはこの当たるか当たらないかの時を存分に楽しむ権利があるわけです。

 こういうとき、キューミス・プレイヤーの中には当たれとばかりに釣りざおを引くがごとく、グーッと引っ張る方がいます。
 ときにはキューを思い切り引っ張って天井や照明器具をこじったりすることもあります。

 キューだけでなく腰や頭や顎など体全身を泳がすように、あるいは太極拳を舞うように引っ張る方もいます。
 外れているのに引っ張るのはみっともないととがめる方もいますが、外れようがその時こそわくわくしてたまらないという方もいて、人それぞれ自由なわけです。

 はずれが明らかになるまではどんなに期待したって構わないのです。
アマチュアのトッププレイヤーの中には、試合中に相手のショットした球を外れろとばかりに引っ張り、椅子から転げ落ちたという見事な舞い手もいたそうです。
 
 こういう引っ張りワザを得意とする方と対戦する時には相手レフェリーとして気をつかうべきことがあります。
 それは、お相手が引っ張りに入っている時に、早いコールをしないことです。

 当たりにしても外れにしてもひと呼吸遅れ目にしてコールするとお相手の引っ張りとコールがシンクロします。
 これが早いと、引っ張りに水を差して強制的に中断させるような塩梅になってしまい、どうにもよろしくありません。

 これとは別に、引っ張りでは無く外れを認識してから「まさか」という顔で仁王立ちしてテーブルから離れない方がいます。
 これはマナーに外れた態度といえます、インプレーでなくなった場合はすみやかに相手にテーブルを譲るべきで仁王立ちする権利はないのです。

 こういった方には、もう一度外れのコールをして差し上げるのもひとつの良きアドバイスかもしれません。
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スリーの神様の先生

2010.07.30 *Fri
今、50歳以上のスリーファンは「クールマンは神様」という言葉に疑問を持たない方が多いかと思います。
なにしろ年1回の世界選手権において11連勝を含む20回の優勝を果たした人です、とても人とは思えない?怪物?いや、やはり神様なのでしょう。

そんな、クールマンがある記事インタビューで「自分には師という人は特にないが、しいて言えばミスター・オガタだ」と答えていました。
クールマンと小方先生

私はかつて映像関連の仕事をしていたため、さるプロから小方先生とクールマンのエキジビションの16mmフィルムをビデオ化してくれないかとの依頼があり、お手伝いしたことがあります。

その映像は当然ながら、何十回も見ました。
小方選手が若いクールマンに勝つのですが、結果よりもその試合の中での小方選手の立ち振る舞いが印象的です。
あのクールマンにまるで教えているような自信に満ちたプレイであり、 時には笑顔も交えて余裕を感じさせていました。
「レイモン君、力んだらあかん、球はこないにして柔らこうにつくもんやで」と諭しているかのようです。

 この間、貴重な写真も入手しました。

クールマンを負かす小方選手

 世界5種目選手権でクールマンがどの種目でも誰にも負けない中、唯一大敗した試合の写真だそうです。
 スリークッションの60点ゲームで60対36という大差の負けはクールマンが世界チャンピオンになってから以降はおそらく味わったことの無い負け方だろうと思います。

私は「先生」という言葉を教職者以外の方に乱発することが好きではありません。
しかし、「神様」と呼ばれるクールマンスに「師」といわしめ、実際に教えるかのごとく振舞う小方浩也選手のことは自然に「先生」と呼んでしまいます。

「神様の先生」の話はまたいつか掲載したいと思います。
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スリーな人々全国編

2010.07.23 *Fri
2008年、2009年、2010年と3年連続で都市対抗戦運営を手伝いました。

 都市対抗戦では各地のスリークッションプレイヤーとの交流ができることに大きな意義があります。
 個人競技としての全日本アマ選手権や国体では競技が主目的ですからどうしても限られたプレイヤーの集まりとなり交流も限られてしまいますが、都市対抗では各地域から二人の方が出場され初日には試合後の懇親会もあるため会話する機会が多くなります。

 各地域のスリーファンやスリー店舗事情はさまざまであり、いろんな話を聞くことができます。
 残念ながら全国的にキャロムファンは減少方向であることは事実です。
 東京にはスリー台を置いている店舗は40店舗以上ありますが、関西地区では4府県で15店舗、東北、九州、北陸ではそれぞれ数店舗しかありません。
 四国各県1店舗のようです。
 広い北海道にも数店舗しかありません。

 懇親会で関東のプレイヤーが良く行くいくつかの店舗への不満を話していたところ、他の地域のプレイヤーが、店を選ぶなんてそんな贅沢を言うなとたしなめていて大笑いしたことがあります。

 都市対抗戦個人戦1位実績のある四国の実力プレイヤーは仕事もお忙しく、スリーを置いてある店舗へは遠くてたまにしか行けないため、自宅にテーブルを保有して普段は練習しているとのことです。

 九州のあるプレイヤーは、近隣にスリー台を置いている店舗がないので、週末になると高速道路を車でとばして2県離れたお店まで練習に通っているそうです。
 帰るのも大変なためしばしば徹夜になるようです、それでいて家族サービスもしなければならないので週末は休養どころかへとへとになるという話をお聞きしました。

 静岡県には14軒のスリー保有店舗がありますが、東西に130kmの範囲に点在しており、それぞれのお店では限られた方としか撞けないため競技嗜好の方々同士で連盟を運営し、県内競技会や他地域との交流戦を活発に行っています。
静岡県アマスリー連盟HP

 そういった各地域のお話を聞くと、東京周辺には多くの店があり、プロプレイヤーや女性プレイヤーも多く競技会も頻繁に行われています。
 電車で行けるお店が多いのでプレイの後には気の合う仲間と食事やお酒を飲むこともできるわけですから大変に恵まれていますね。

 全国のファンが集う機会を増やしたりすることは経済的にも時間的にも困難なことですので、せめてインターネットなどを利用した情報交換と共有は進めて行きたいものだと思います。

 スリーは相手あって、仲間がいて、始めて楽しさやすばらしさを感じられるものだと思います。
 いつまでも、スリーはやめられないといい続けたいものですね。
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すばらしきスリーな人々 その⑤ 緊張と集中力

2010.04.19 *Mon
試合をするときは緊張感がありますよね。
その中で自分をどうコントロールするかも醍醐味の一つであると思います。

プロの試合でも当てる能力で勝負する人と駆け引きやメンタリティマネジメントに長けた人がいるように思います。
私の親しいアマプレイヤーのAさんは緊張する中で信じられないような集中力を発揮するタイプの方です。

Aさんはスリーを初めて約6年なのですが、すでに段位戦などの公式戦で優勝7回の実績があります。
実力が特に秀でているのならともかく同じような力同士の試合でこんなに多く優勝した人を私は他には知りません。
また、2位や3位がほとんども無いのもこの方の特徴です。
昨年、始めて3位を取り、銅メダルを珍しそうに喜んでいました。

Aさん、プレイ中に自分が取った球をほとんど覚えていません、夢中なのですね。
また、決勝戦で対戦した相手の名前すら覚えていない事があります。
ベテランプレイヤーにセーフティをしかけられても、全く気がつきません。
だから、セーフティにより心理的なダメージを受けることもありません。
自身のプレイにかっこよさも求めなければこだわりも持ちません。
これは凄い才能だなぁと思います、まるで般若心経のようです。

 Aさんはここのところプロも出るオープン戦にもチャレンジしていますが、自身よりはるかに上級者を相手にして互角もしくは勝ち越すほどの成績を残しています。

Aさんのことを「抜群の勝負強さ」と評する人もいますが、試合前日からちびっている姿を見ると、その要因は並外れた集中力にあると思わざるを得ません。
魂で撞いているようにも見え、そんな時にはまるで背中に羽が生えているのじゃないかと思えるほどです。

集中の土手撞き

どのスポーツでも言われるメンタルマネジメントは重要と思いますが、論理的にではなく感性で集中力が発揮できる人というのはなかなかいません。
わたしは、こういった力を才能だと思いますし、自分には無い魅力に憧れと尊敬をも感じます。

自分のビリヤードとの関わりを考える時や、いろんな方の試合を観るとき、こんな視点で考えるとまた新たな楽しさを感じます。

こんなことを思うと、やはりどうにもスリーはやめられません。
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すばらしきスリーな人々その④ 営業さん

2010.01.18 *Mon
 ビリヤード店におとずれる常連さんのお仕事はさまざまで、いろんな方とお付き合いできるのが大きな楽しみの一つです。

 今日、ご紹介するのはビリヤード歴40年を超える上級者ベテランのOさん。
 この方は昨年、勤めていた社会インフラ系販売会社をリタイヤしましたが、ずっと営業をされていました。

 インフラ系販売の営業さんのお仕事といえば、いまでは提案型ソリューションなんてかっこいい言い方もありますが、古来より「ヒトとヒト」の信頼関係に尽きます、すなわち「ご接待」が重要なお仕事となります。

 そんなことでOさん、お得意さんの好きなことはなんでもお付き合いされてきました。
お酒、各種社交場、食事、ゴルフ、麻雀、釣り、競馬、競輪、競艇、野球観戦、旅行・・・、そして常にお得意様の気分がよろしくなるように気を使います。
 遊んでいるかに見えて実は大変なお仕事だと思います。

さて、そんな「ご接待」に疲れたOさんが個人で息抜きできる趣味がパチンコとスリークッションです。

このOさんのスリークッションプレイはタッチ(スピード、カーブなど)を重要視され、思ったタッチで手玉が転ばないと当っていても失礼とおっしゃいます。

だれもが納得する当て方じゃないとダメなのですね、お仕事柄でしょうか。
麻雀でお得意さまがトップ争いのとき「ピンフのみ」なんて手で上がっちゃったりすると次からの受注はどうなることか・・

このOさんのお楽しみが「口ワザ」です。
相手が少し良いあたりをすると「すごいなぁ、こんなすごいプレイじゃかなわないなぁ、もうだめだ」と、泣き言でブレーキをかけます。

相手の得点が半分を過ぎると「あと、10点」などと微妙な心理的トラップを仕掛けます。
攻撃的にプレイしている者にとって「あと**点」と残りを意識した瞬間に変化が起こります、「モア」がかかると緊張するトラウマ心理を上手に使うのですね。

口ワザ①

このOさん、もちろん口ワザを使ってよい相手とそうではない方とを見極めます。

同じように営業経験の長い気心知れたスリー仲間と撞く時はもう大変、ずっと舌戦が続きます、うらみ、ねたみ、泣き言や拝み倒し、罵倒、そしていかにも楽しそうです。

私はこの方とは20年以上の付き合いですが、その「口ワザ」による訓練を沢山いただき私にとっては最高のメンタルトレーナーです。
スリーもいろんな楽しみ方がありますね、私は勉強した「口ワザ」はあと10年くらいしたら使おうかと考えています。

いやぁ、いろんんな楽しみ方があってやっぱりスリーはやめられません。


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