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全日本選手権観戦
2016.05.06 *Fri
お久しぶりです。
今年の全日本選手権は久しぶりの成増アクトホールでの開催でしたね。
私は関東アマ3C連盟の活動でこのあと開催される『3C都市対抗戦』のポスター配布や全国各地区選手や役員との打ちあわせもあったため、初日に会場に行きました。
14組に分かれてのセミファイナル戦をほぼ半日、観戦しましたが甲斐プロ、肥田緒里恵プロ、船木プロらの快調な好ゲームもあったものの、難しいテーブルコンディションになかなか調子の出ない選手も多くいました。
全日本選手権ですからサララシャ初日ということで相当にスリップする長めのコンディションかと思いきや逆に短めのコンディションでした。
使用ボールも今回は世界選手権でも採用が始まっているアラミス社のプロカップ・プレステージという赤玉ドットボールでしたが、プロに聞くとおろしたては表面傷が無いためボール同士の抵抗が多いとのことでした。
出場していた選手に聞くと、回しだまでは思いのほかひねりが早く消えてしまい最後が短く出るイメージだという事でした。
普段お店でコントロールしているテーブルコンディションとは相当に違う面もあったようで、慣れないことから調子の出ないという選手もいたようです。
最もトップ選手はそういうテーブルコンディションへの調整能力も当然求められるわけですね。
2日目は行かず、結果はネットでチェックし、3日目は午後の準決勝と決勝を見に行きました。
私の自宅は横浜市であり、埼玉県に近い成増は相当に遠いのですが、東急東横線と副都心線、有楽町線の乗り入れで同じホームでの乗り継ぎでかなり行きやすくなったのです。
そして決勝は58歳の新井達雄プロと64歳の島田暁夫プロのベテラン対決となり、終始流れをつかんだ島田プロがなんと14年ぶり3回目の優勝となったのです。
島田プロといえば23歳には関東選手権を獲得し当時は若手ホープといわれ、その怒涛の打撃力が注目された選手ですが、それは今でも健在というのですから凄いです。
そして新井プロも10代から関東選手権でもならし、その後全日本4回奪取のほか世界のステージも豊富に積んできた方ですし、同じく40年を越えて日本のトップで活躍してきた選手です、凄いものですね。
今回のベスト8は4人の40歳台のトップ選手とシニアに近いクラスの争いとなりましたが、70歳台の堀家プロ、60台の島田プロ、50歳後半の新井プロ、町田プロら高齢選手の活躍が光りました。
3位タイの界プロは準決勝で島田プロに前半はかなりリードしていたのですが途中から失速してしまい、残念でした。
船木プロも新井プロの2発のハイランによる差を縮めることができず梅田プロにストップをかけた流れを続けられませんでした。
そんな中、梅田プロが出した9イニング40点のベストゲーム日本新記録は見事でした。
なお、ベストアマチュアは決勝ベスト16に残った本松アマでした、これもすばらしいですね。
今回は得点表示モニターも大型のものが使われ、アクトホールの最後列でもとても見やすかったです。
また、インターネットを通じての試合スコア状況がすべてほぼリアルタイムで見られたことはとっても便利でした。
そしてやっぱりアクトホールの会場は観戦しやすいですね。
全国から来る参加選手はプロが減り、関東の選手との力量差が開いている感はありますが、これは致し方ないところでしょう。
これからもいつまでもこの全日本選手権が継続されることを願います。
今年の全日本選手権は久しぶりの成増アクトホールでの開催でしたね。
私は関東アマ3C連盟の活動でこのあと開催される『3C都市対抗戦』のポスター配布や全国各地区選手や役員との打ちあわせもあったため、初日に会場に行きました。
14組に分かれてのセミファイナル戦をほぼ半日、観戦しましたが甲斐プロ、肥田緒里恵プロ、船木プロらの快調な好ゲームもあったものの、難しいテーブルコンディションになかなか調子の出ない選手も多くいました。
全日本選手権ですからサララシャ初日ということで相当にスリップする長めのコンディションかと思いきや逆に短めのコンディションでした。
使用ボールも今回は世界選手権でも採用が始まっているアラミス社のプロカップ・プレステージという赤玉ドットボールでしたが、プロに聞くとおろしたては表面傷が無いためボール同士の抵抗が多いとのことでした。
出場していた選手に聞くと、回しだまでは思いのほかひねりが早く消えてしまい最後が短く出るイメージだという事でした。
普段お店でコントロールしているテーブルコンディションとは相当に違う面もあったようで、慣れないことから調子の出ないという選手もいたようです。
最もトップ選手はそういうテーブルコンディションへの調整能力も当然求められるわけですね。
2日目は行かず、結果はネットでチェックし、3日目は午後の準決勝と決勝を見に行きました。
私の自宅は横浜市であり、埼玉県に近い成増は相当に遠いのですが、東急東横線と副都心線、有楽町線の乗り入れで同じホームでの乗り継ぎでかなり行きやすくなったのです。
そして決勝は58歳の新井達雄プロと64歳の島田暁夫プロのベテラン対決となり、終始流れをつかんだ島田プロがなんと14年ぶり3回目の優勝となったのです。
島田プロといえば23歳には関東選手権を獲得し当時は若手ホープといわれ、その怒涛の打撃力が注目された選手ですが、それは今でも健在というのですから凄いです。
そして新井プロも10代から関東選手権でもならし、その後全日本4回奪取のほか世界のステージも豊富に積んできた方ですし、同じく40年を越えて日本のトップで活躍してきた選手です、凄いものですね。
今回のベスト8は4人の40歳台のトップ選手とシニアに近いクラスの争いとなりましたが、70歳台の堀家プロ、60台の島田プロ、50歳後半の新井プロ、町田プロら高齢選手の活躍が光りました。
3位タイの界プロは準決勝で島田プロに前半はかなりリードしていたのですが途中から失速してしまい、残念でした。
船木プロも新井プロの2発のハイランによる差を縮めることができず梅田プロにストップをかけた流れを続けられませんでした。
そんな中、梅田プロが出した9イニング40点のベストゲーム日本新記録は見事でした。
なお、ベストアマチュアは決勝ベスト16に残った本松アマでした、これもすばらしいですね。
今回は得点表示モニターも大型のものが使われ、アクトホールの最後列でもとても見やすかったです。
また、インターネットを通じての試合スコア状況がすべてほぼリアルタイムで見られたことはとっても便利でした。
そしてやっぱりアクトホールの会場は観戦しやすいですね。
全国から来る参加選手はプロが減り、関東の選手との力量差が開いている感はありますが、これは致し方ないところでしょう。
これからもいつまでもこの全日本選手権が継続されることを願います。
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ワールドカップルクソール大会
2016.04.04 *Mon
ワールドカップ本年度第二戦目のルクソール大会が終了しました。
決勝はメルクスとビューリーとの間で行われ、ビューリーの初優勝はいかにと思わせましたが、やはり実力と経験のあるメルクスはそれを許すことはありませんでした。

さすがは世界の五強(ブロムダール、ヤスパース、コードロン、サンチェス、メルクス)、世界選手権もワールドカップも複数回優勝している選手は強いです。
3位には久しぶりにポリプロポラスニコスが入り、もう1人はシード常連となったチョ・ゼホでした。


今回はワールドカップの上位常連選手が、MT緒戦からつまづくという意外な展開になりました。
ブロムダールはチュネに26イニングで敗れ、ヤスパースはポリプロのポラスに22イニングで、サンチェスも28イニングでグエンに敗れるという、予想外の下克上でMTが始まったのです。
そのくらいワールドカップ上位選手たちの実力も拮抗しているという事なのでしょうね。
ビューリーは2位とはいえ久しぶりのビッグポイントを得たのでUMBランキングも16位にまで上げ、シード入りのチャンスも見えてきました。
ポリプロノポラス、チョクル、ナディリアド、ビューリーらは獲得ポイントが130点台に入り、もう20から30ポイントでシード入りが狙える13位から16位というところに上がってきています。
現在はぎりぎりシードの最下位にいるトランキチェンは次回のホーチミン大会では26ポイントが消滅するところなので、相当に頑張らないとポイントを落とす可能性があるので順位入れ替えが起こりそうな予感があります。
その上にいるカンドンコンは先回大会、今回と2連続で8位以内入賞をしたことから13位以下には40ポイント以上の点数差をつけているので、少しは余裕がある状態にいます。
ランキング争いは本当に熾烈です。
そして、ルクソール大会は最近にはめずらしく上位選手のアベレージが伸びない大会となりました。
上位10位の選手のアベレージ平均は1.6を切るレベルでしたが、これはここ2年の間では最も低い数値となりました。
上位10位めでの選手に試合アベレージが2.0を超えた選手もおらず、これも3年前のフルガダ大会以来のことでした。
ワールドカップの様子を見ているとエジプト開催の試合はやや成績がのびず、韓国大会は相当に良くなるという傾向があり、かなりアベレージ差がでるのですが、使用テーブルの違いやセッティング業者のスキルにも差があるのでしょうね。
このブログは先月で創作型ブログの休止を申し上げましたが、今回のようなワールドカップなどの試合結果だけは時折、掲載を続けます。
決勝はメルクスとビューリーとの間で行われ、ビューリーの初優勝はいかにと思わせましたが、やはり実力と経験のあるメルクスはそれを許すことはありませんでした。

さすがは世界の五強(ブロムダール、ヤスパース、コードロン、サンチェス、メルクス)、世界選手権もワールドカップも複数回優勝している選手は強いです。
3位には久しぶりにポリプロポラスニコスが入り、もう1人はシード常連となったチョ・ゼホでした。


今回はワールドカップの上位常連選手が、MT緒戦からつまづくという意外な展開になりました。
ブロムダールはチュネに26イニングで敗れ、ヤスパースはポリプロのポラスに22イニングで、サンチェスも28イニングでグエンに敗れるという、予想外の下克上でMTが始まったのです。
そのくらいワールドカップ上位選手たちの実力も拮抗しているという事なのでしょうね。
ビューリーは2位とはいえ久しぶりのビッグポイントを得たのでUMBランキングも16位にまで上げ、シード入りのチャンスも見えてきました。
ポリプロノポラス、チョクル、ナディリアド、ビューリーらは獲得ポイントが130点台に入り、もう20から30ポイントでシード入りが狙える13位から16位というところに上がってきています。
現在はぎりぎりシードの最下位にいるトランキチェンは次回のホーチミン大会では26ポイントが消滅するところなので、相当に頑張らないとポイントを落とす可能性があるので順位入れ替えが起こりそうな予感があります。
その上にいるカンドンコンは先回大会、今回と2連続で8位以内入賞をしたことから13位以下には40ポイント以上の点数差をつけているので、少しは余裕がある状態にいます。
ランキング争いは本当に熾烈です。
そして、ルクソール大会は最近にはめずらしく上位選手のアベレージが伸びない大会となりました。
上位10位の選手のアベレージ平均は1.6を切るレベルでしたが、これはここ2年の間では最も低い数値となりました。
上位10位めでの選手に試合アベレージが2.0を超えた選手もおらず、これも3年前のフルガダ大会以来のことでした。
ワールドカップの様子を見ているとエジプト開催の試合はやや成績がのびず、韓国大会は相当に良くなるという傾向があり、かなりアベレージ差がでるのですが、使用テーブルの違いやセッティング業者のスキルにも差があるのでしょうね。
このブログは先月で創作型ブログの休止を申し上げましたが、今回のようなワールドカップなどの試合結果だけは時折、掲載を続けます。
調子はいつも晴れたり曇ったり
2016.03.31 *Thu
スリーの調子というものは人により差はあるでしょうが、概して上がったり下がったりを繰り返しますね。
ちょっと長い期間好調が続くこともあれば、このまま抜け出すことの無いんもではというトンネルの中が続くことも。
一日の中でゲーム毎に何倍もアベレージが上下するなんてことも普通にありますね。
悲しいことに、何日もあるいは何週もからきしダメというのも良くあり、そうなるとさすがにもう一生ダメなのではなどと悲観的になることもあり、そうなるとさすがにあれこれ悩み、どうにか改善できないかとかんがえるわけです。
まぁ、大概の場合はそういった苦しみのあと、ようやく晴れ間が見えてきて調子も取り戻すものです。
多かれ少なかれ皆さんこのような晴れたり曇ったりを繰り返すものですね。
大概のお店は、お客の調子の上がり下がりのうち、下り調子には寛容にしており、上り調子は持ち上げるように努力しているわけです、これは商売、サービス業としては当然の対応です。
その人の上がりの頻度についてはそれぞれの考え方があるでしょうが、週に3日以上撞くような方が一月以上上がりが無いとなるとさすがに気になるというのが普通のところでしょう。
昨年まで私がメインで通っていたお店では毎月、常連客の上がり回数の競争が行われていました。
上がりの頻度については知らせないのはお店の商売というところですが、それにしてもお店の仲間のうち誰が好調でよく上がっているか、そうでないかは解るものでした。
大体、月のトップ争いは4回から10回くらいであったと思います。
たまに、新しく仲間に加わった方が10回を越えるような好調な上がりを見せることもありましたが、そうすると相対的に突出していることが明らかとなるので、『持ち点上げ』の話も出てくるわけです。
そんな表示があれば、お客はお互いの力量がどのくらいか、自分の目標レベルも解るわけです。
ところが、最近はおみせの中での常連会や上がり回数を一切、表示掲載しないお店もあります。
もちろん、楽しみで通われている顧客ですから実力値を公開する必要も無いのですが、表示が無ければ自身の相対的実力もわかりにくくなります。
まぁ、そんなことでもスリーは存分に楽しめるものですから、問題はないのです。
スリーの調子というものはいつも上がったり下がったり、時には先が見えないくらいの曇りと雨が続くという事もあるものですね。
しかし、どんなに不調が続く時でも、やはり晴れ間はいずれおとずれるものです。
これを、信じている限り、スリーはやっぱり楽しいものなのですね。
曇りや雨の日があるから晴れ間の幸せが輝くものです、ほんとに。
さて、永らく続けてまいりました編集長の創作的投稿文の定期掲載は今回を持って一旦、休止いたします。
これからも、掲載頻度は少なくなりますが、時折お伝えすべき情報の掲載は継続いたします。
永らくのご愛読ありがとうございました。
ちょっと長い期間好調が続くこともあれば、このまま抜け出すことの無いんもではというトンネルの中が続くことも。
一日の中でゲーム毎に何倍もアベレージが上下するなんてことも普通にありますね。
悲しいことに、何日もあるいは何週もからきしダメというのも良くあり、そうなるとさすがにもう一生ダメなのではなどと悲観的になることもあり、そうなるとさすがにあれこれ悩み、どうにか改善できないかとかんがえるわけです。
まぁ、大概の場合はそういった苦しみのあと、ようやく晴れ間が見えてきて調子も取り戻すものです。
多かれ少なかれ皆さんこのような晴れたり曇ったりを繰り返すものですね。
大概のお店は、お客の調子の上がり下がりのうち、下り調子には寛容にしており、上り調子は持ち上げるように努力しているわけです、これは商売、サービス業としては当然の対応です。
その人の上がりの頻度についてはそれぞれの考え方があるでしょうが、週に3日以上撞くような方が一月以上上がりが無いとなるとさすがに気になるというのが普通のところでしょう。
昨年まで私がメインで通っていたお店では毎月、常連客の上がり回数の競争が行われていました。
上がりの頻度については知らせないのはお店の商売というところですが、それにしてもお店の仲間のうち誰が好調でよく上がっているか、そうでないかは解るものでした。
大体、月のトップ争いは4回から10回くらいであったと思います。
たまに、新しく仲間に加わった方が10回を越えるような好調な上がりを見せることもありましたが、そうすると相対的に突出していることが明らかとなるので、『持ち点上げ』の話も出てくるわけです。
そんな表示があれば、お客はお互いの力量がどのくらいか、自分の目標レベルも解るわけです。
ところが、最近はおみせの中での常連会や上がり回数を一切、表示掲載しないお店もあります。
もちろん、楽しみで通われている顧客ですから実力値を公開する必要も無いのですが、表示が無ければ自身の相対的実力もわかりにくくなります。
まぁ、そんなことでもスリーは存分に楽しめるものですから、問題はないのです。
スリーの調子というものはいつも上がったり下がったり、時には先が見えないくらいの曇りと雨が続くという事もあるものですね。
しかし、どんなに不調が続く時でも、やはり晴れ間はいずれおとずれるものです。
これを、信じている限り、スリーはやっぱり楽しいものなのですね。
曇りや雨の日があるから晴れ間の幸せが輝くものです、ほんとに。
さて、永らく続けてまいりました編集長の創作的投稿文の定期掲載は今回を持って一旦、休止いたします。
これからも、掲載頻度は少なくなりますが、時折お伝えすべき情報の掲載は継続いたします。
永らくのご愛読ありがとうございました。
キューの利きは変えられないか?
2016.03.27 *Sun
『キューが利く』とか『キュー切れ』という表現が昔からよく使われますが、これはどのような特性のことを指しているのでしょうか。
『利き(効き)』が示すところはショットの強さ、速度ではなく、押し引きひねりなどのスピン量が十分に手球に伝わること。
つまり、スピン量が球の速度に比べて存分に伝わっているときに使われます。
手球が的玉にヒットしたあと、そのスピンにより生き物のように動くときに『利いた球』と表現されますね。
同じ人でも日によりこの利き加減は結構と違いが出るようです。
筋力や体重がこの『利き』に大きく関わるかというと、そうでもないようで非力で体重も少ない女性選手が強烈な『利き』を見せてくれたりします、肥田緒里恵プロや昔の桂マサ子さんのプレイがまさにそれですね。
『利き』をより高めるためによく使われるアドバイスは『撞点が甘い』というアドバイスですが、このアドバイスを受けてより厳しい撞点にした結果、俄然見事に利くようになったという例はほとんど見たことがありません。
曲玉の名手であるメキシコのロハス選手の強烈な押しのショットのときの撞点は意外に中心のちょっと上であり、決して球の端は撞きません。
モーメントを考えればより端を撞けば効果が上がりそうに思いますが、どうも『利き』には厳しい撞点だけが決定要素ではないようなのです。
すると物理的に考えればインパクト時の『力積』を上げるという事が考えられるわけです。
つまりは短い時間ながら少しでも長い時間、キュー先が球をとらえるということであり、そのためには球に触れた直後のキューの加速性が重要になると考えられます。
すると、加速性を増すためにはどのような腕の振り方をするか、あるいは降る腕以外の体の使い方がどうかということを考える必要がありそうです。
このあたりの話になると賛成される方と反対される方に分かれてきます。
プロでも『加速』となると、それは何ですかという方もいます。
『速度』についてはどなたにでも容易にイメージすることができるものですが、『加速』や『力積』を上げろといわれてもなにをどうイメージしたらよいのか実感がつかみにくくなるのです。
そんな風に実感の湧かない考え方を追っても、混乱するだけなのでそんなコーチングは行わないというのもよく解ります。
しかし、この『加速』や『力積』を変えるという事は、飛躍的な能力改善に繋がる可能性のあることと考える方は多いようですし、トッププレイヤー達は自分で意識したかどうかは別にしてもこの辺のところを上手にご自分のフォームやストロークに取り込んでいるように思います。
機会があれば、この話もさらに掘り下げて考えてみたいと思います。
『利き(効き)』が示すところはショットの強さ、速度ではなく、押し引きひねりなどのスピン量が十分に手球に伝わること。
つまり、スピン量が球の速度に比べて存分に伝わっているときに使われます。
手球が的玉にヒットしたあと、そのスピンにより生き物のように動くときに『利いた球』と表現されますね。
同じ人でも日によりこの利き加減は結構と違いが出るようです。
筋力や体重がこの『利き』に大きく関わるかというと、そうでもないようで非力で体重も少ない女性選手が強烈な『利き』を見せてくれたりします、肥田緒里恵プロや昔の桂マサ子さんのプレイがまさにそれですね。
『利き』をより高めるためによく使われるアドバイスは『撞点が甘い』というアドバイスですが、このアドバイスを受けてより厳しい撞点にした結果、俄然見事に利くようになったという例はほとんど見たことがありません。
曲玉の名手であるメキシコのロハス選手の強烈な押しのショットのときの撞点は意外に中心のちょっと上であり、決して球の端は撞きません。
モーメントを考えればより端を撞けば効果が上がりそうに思いますが、どうも『利き』には厳しい撞点だけが決定要素ではないようなのです。
すると物理的に考えればインパクト時の『力積』を上げるという事が考えられるわけです。
つまりは短い時間ながら少しでも長い時間、キュー先が球をとらえるということであり、そのためには球に触れた直後のキューの加速性が重要になると考えられます。
すると、加速性を増すためにはどのような腕の振り方をするか、あるいは降る腕以外の体の使い方がどうかということを考える必要がありそうです。
このあたりの話になると賛成される方と反対される方に分かれてきます。
プロでも『加速』となると、それは何ですかという方もいます。
『速度』についてはどなたにでも容易にイメージすることができるものですが、『加速』や『力積』を上げろといわれてもなにをどうイメージしたらよいのか実感がつかみにくくなるのです。
そんな風に実感の湧かない考え方を追っても、混乱するだけなのでそんなコーチングは行わないというのもよく解ります。
しかし、この『加速』や『力積』を変えるという事は、飛躍的な能力改善に繋がる可能性のあることと考える方は多いようですし、トッププレイヤー達は自分で意識したかどうかは別にしてもこの辺のところを上手にご自分のフォームやストロークに取り込んでいるように思います。
機会があれば、この話もさらに掘り下げて考えてみたいと思います。
アンドセーフは加減が大事?
2016.03.22 *Tue
得点する意思のないセーフティプレイはスリーのルールブックにおいて『失格』と明記されています。
しかし、この判断がおりた例は日本国内の公式戦には無い事と聞いています。
おそらく、今後いつまでもこのケースは起こらないのではと思います。
かなり消極的で当てる意思が無いのではと仮にクレーム付けられても、当てる意思はあり、確率もゼロではないと主張すればよいので、これは実現しないですね。
他のビリヤード競技にはみなセーフティは認められていますし、スヌーカーにいたっては単なる攻撃よりも高く評価され、高得点が得られる仕組みになっていますね。
スリーの場合はセーフティを正当手法と認めてしまうと延々と続くいわゆる万年球のようなプレイが予想されるので、これを禁じたのでしょうね。
セーフティを認めれば、アベレージも急降下することになり、競技の性質すら変わってくるのでしょう。
そんなことでセーフティは禁じ手とされていますが、ヒットアンドセーフティはこれは正当な技術とされるわけで、ここが少し難しいところですね。
セーフティが禁じ手なだけに、アンドセーフはやや控えめ、マイナーなうしろめたいところもあるのです。
プロのプレイにはアンドセーフは正当な技術であり、これがゲーム展開を面白くするのですが、それではアンドセーフプレイは公に評価されるかといえば、それはそうでは無いのです。
なんだか、隠されたテクニックみたいなところがあるわけです。
スリーのセミナーや参考書などでアンドセーフテクニックを学習テーマで上げることは大変稀少です。
昔、トッププロが他のプレイヤーのプレイを見ながら私に小さな声で『このタマ、長く外せば絶好球、抜けセーフは短めに限る』と解説してくれたことがありましたが、なにしろひそひそ話しです。
普段のお店のゲームでも『勝負』をお互い前提にするならアンドセーフは大事なテクニックと認められますが、『勝負』が必ずしも前提ではないゲームということもあり、そうなるとお相手が珍しくも上がりが目前ともなれば、明らかに阻止するような難しい残しは避けたいなんて気持ちにもなります。
このように『アンドセーフ』プレイは非常に大事でありつつ、かつ使うべきところの加減も必要な実に複雑で気の使うテクニックですね。
しかし、この判断がおりた例は日本国内の公式戦には無い事と聞いています。
おそらく、今後いつまでもこのケースは起こらないのではと思います。
かなり消極的で当てる意思が無いのではと仮にクレーム付けられても、当てる意思はあり、確率もゼロではないと主張すればよいので、これは実現しないですね。
他のビリヤード競技にはみなセーフティは認められていますし、スヌーカーにいたっては単なる攻撃よりも高く評価され、高得点が得られる仕組みになっていますね。
スリーの場合はセーフティを正当手法と認めてしまうと延々と続くいわゆる万年球のようなプレイが予想されるので、これを禁じたのでしょうね。
セーフティを認めれば、アベレージも急降下することになり、競技の性質すら変わってくるのでしょう。
そんなことでセーフティは禁じ手とされていますが、ヒットアンドセーフティはこれは正当な技術とされるわけで、ここが少し難しいところですね。
セーフティが禁じ手なだけに、アンドセーフはやや控えめ、マイナーなうしろめたいところもあるのです。
プロのプレイにはアンドセーフは正当な技術であり、これがゲーム展開を面白くするのですが、それではアンドセーフプレイは公に評価されるかといえば、それはそうでは無いのです。
なんだか、隠されたテクニックみたいなところがあるわけです。
スリーのセミナーや参考書などでアンドセーフテクニックを学習テーマで上げることは大変稀少です。
昔、トッププロが他のプレイヤーのプレイを見ながら私に小さな声で『このタマ、長く外せば絶好球、抜けセーフは短めに限る』と解説してくれたことがありましたが、なにしろひそひそ話しです。
普段のお店のゲームでも『勝負』をお互い前提にするならアンドセーフは大事なテクニックと認められますが、『勝負』が必ずしも前提ではないゲームということもあり、そうなるとお相手が珍しくも上がりが目前ともなれば、明らかに阻止するような難しい残しは避けたいなんて気持ちにもなります。
このように『アンドセーフ』プレイは非常に大事でありつつ、かつ使うべきところの加減も必要な実に複雑で気の使うテクニックですね。